Monthly Archives: 6月 2015
最後に、気持ちを張りつめ続けている応募者の心を察して、
労をねぎらう言葉が欲しいものです。
○いろいろ聞かせていただきありがとうございました。それでは、これで終わります。
○採否の結果は、△日までに文書で連絡します。御苦労さまでした。
以上は、あくまで一例にすぎません。
面接に際しては、事前に面接で判断する項目・基準を明らかにして、応募者の適性や能力を
十分引き出すことができるよう配慮し、企業に合ったよりよい質問項目を設定してください。
なお、基本的な質問項目を設定していても、実際の面接の場で派生的に出される質問の
なかには、差別につながるおそれのある質問がなされることがありますので注意が必要です。
また、企業の方から質問しないのに、応募者の方から「家族の職業」、「家族の状況」などに
ついて話し出すケースがあります。
このような時には、応募者本人の適性と能力を見る場であるという面接の趣旨を説明し、
これらのことについては、話さないように指導するなど、十分に配慮して面接を行ってください。
従事する職務の内容、残業の有無、勤務形態、転勤、賃金等労働条件を説明し、
応募者に労働条件の確認等をさせる質問例
○1か月に△時間位残業がありますが、よろしいですか。
○1か月に△日位出張がありますが、よろしいですか。
○都内・都外の営業所へ転勤することがありますが、よろしいですか。
○当社は3交替制の勤務ですが、通勤の関係はどうですか。
○ こちらから質問することは以上ですが、何か質問または
当社に入社された場合、希望、条件などありますか。
応募者の適性と能力を判定するための質問ですが、企業の特質、採用職種などを
考慮して定めてください。
○当社の第一印象は、どうでしたか。
○あなたが、当社へ就職を希望されたのは、どんな理由からですか。
○応募に際し、当社のことを調べてみましたか。
○当社は、どのようなものを製造(生産)しているか知っていますか。
○当社に対し、どんな感じ(イメージ)をもっていますか。
○自分の得意とする学科(科目)は、何ですか。
○自分のセールスポイントは、どんなところだと思いますか。
○初対面の人の顔を覚えるのは、得意な方ですか。それとも苦手ですか。
○ 企業等を訪問し、契約を取ったり、品物を販売するような場合、初めての人と
話をすることが苦になりませんか。
○仕事は、立って(座って)することが多くなりますが、大丈夫ですか。
○あなたは、健康について常日頃から心がけていることはありますか。
○ 何か特技・資格がありますか。
(特技・資格がある場合は、種類、習得(取得)時期などについて質問する。)
○仕事の関係で車を運転することがありますが、どの位のキャリアがありますか。
○どんな仕事をしてみたいと思いますか。その理由は何ですか。
○過去にお勤めしていたようですが、どのようなお仕事をしていたのですか。
専門的職業、技能工等を採用する場合には、このほかに、その職務についての専門的な知識
等についての質問項目を設定してください。
面接時における質問は、応募者が新規学校卒業者の場合とそれ以外の場合、
個別面接と集団面接の場合、その他事業内容、職務の内容等で変わってきます。
面接に当たり、応募者の緊張感をほぐすため、応募者が答えやすい身近な質問から始めます。
いわば、ウォーミングアップとしてとらえるものです。
○お待たせしました。どうぞ(いすに)掛けてください。お名前は、○○さんですね。
○今日は、何時頃に起きられたのですか。
○昨晩は、よく眠れましたか。
○待っている間、どんな気持ちでしたか。
○筆記試験は、難しかったですか。
・感動をしたり感化されたりしない人
・慎重になるばかりで進まない人
・ただ与えられた仕事をこなす人
・1人で仕事をすることが好きな人
・興味の範囲が限られている人
・生活の為だけに働いている人
・自身のことを全く理解していない人
採用すべきでない人。。挙げたらキリがありませんね。
どんなタイプ・評価の人でも「自己分析の出来ていない人」では論外です。
自分の短所も理解し、強みに転換すべく努力しているような人であれば
それはむしろ「採用すべき人」だと言えます。
日々進化を望んで実行しているからです。
評価だけにとらわれず「自己分析が出来ているか否か」を
重要ポイントとして、採用すべきです。
・頭の回転が速く、知識もある人
・製品やグーグルの社風に付加価値を与える人
・物事を最後までやり遂げる人
・自発的に仕事をし情熱がある人
・周りの人を明るくさせ、うまくやれる人
・チームや会社と一緒に成長する可能性のある人
・多趣味であり好奇心旺盛な人
・自己分析の出来ている人
もうお分かりですよね。
どんなに条件が揃っていても「自己分析ができている」ことが最も重要だと考えます。
そこで適性検査cubicを活用していただきたいのです。
自分分析ができているのかどうかがすぐにわかります。
まずはこれを読んで下さった方!ご自身を無料トライアルでお試しください。
<a.本人に責任のない事項の把握>
・本籍・出生地に関すること
(注:「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します)
・家族に関すること(職業、続柄、健康、地位、学歴、収入、資産など)
(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)
・住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)
・生活環境・家庭環境などに関すること
<b.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の把握>
・宗教に関すること
・支持政党に関すること
・人生観、生活信条に関すること
・尊敬する人物に関すること
・思想に関すること
・労働組合・学生運動など社会運動に関すること
・購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること
<c.採用選考の方法>
・身元調査などの実施
(注:「現住所の略図」は生活環境などを把握したり身元調査につながる可能性があります)
・合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施
「彼氏(彼女)」に関する質問は、本来自由であるプライバシーに関すること、
本人の適性と能力以外のことに関する不適切な質問であります。
「当社に知人がいるか」の質問については、就職の機会均等の精神に反し
縁故・知人採用をしていると受け取られる質問は公平な選考とはなりません。
「大学への進学について」の質問は、家庭の経済的な理由や学力の点から
行きたくても行けない者もいることも忘れてはいけません。
「タバコを吸ったことがあるか」の質問は、未成年が喫煙することは犯罪行為であり、
質問の意図が分からず、非常に答えにくい質問であります。
「血液型・星座」と性格とは科学的根拠に裏付けられたものではなく、
職務能力とは全く関係のないものです。
雰囲気を和らげるために質問されることが多くありますが、
科学的根拠のないものによって性格を判断されることは応募者に不安を与えます。
また、「短所」だけを質問することは、本人の能力を発揮できるチャンスを否定的に
捉えがちになるので、長所について質問するようにしてください。
Q:今、つきあっている人はいますか?
Q:結婚の予定はありますか?
Q:結婚、出産しても働き続けられますか?
Q:何歳ぐらいまで働けますか?
男女雇用機会均等法では、募集・採用にあたって男女で異なる
取扱いをすることを禁止しています。
例えば、女性にだけ結婚後、出産後の就業継続意識を質問すること、
男性にだけ幹部候補となる意欲を聞くこと等、男女いずれか一方の
性に対してのみ一定の事項について尋ねることや、
「女性は結婚したら家庭に入るべき」、「男性なら大きな仕事をするべき」と
いった固定的な男女役割分担意識に基づいた発言は、男女雇用機会均等の
趣旨に違反する質問となります。
Q:学生運動をどう思いますか?
Q:労働組合をどう思いますか?
Q:あなたの信条としている言葉は何ですか?
Q:あなたは、自分の生き方についてどう考えていますか?
Q:あなたの人生観を話してください?
Q:家の宗教は何宗ですか。あなたは、神や仏を信じる方ですか?
Q:政治や政党に関心がありますか?
Q:あなたの家庭は、何党を支持していますか?
Q:あなたは、今の社会・政治をどう思いますか?
Q:尊敬する人物を言ってください?
Q:あなたは、どんな本を愛読していますか?
Q:学校外での加入団体を言ってください?
Q:あなたの家(あなた)は、何新聞を読んでいますか?
Q:あなたは、元号や西暦表記についてどう考えますか?
思想・信条や宗教、支持政党などは、信教の自由、思想・信条の自由など、
憲法で保障されている個人の自由権に属する事柄です。
それを直接的あるいは質問の形を変えて間接的に把握して、
採用選考に持ち込むことは、基本的人権の侵害にほかなりません。
たとえ質問した側に差別の意図がなくても、その答えによって採否が
左右されてしまう恐れがあります。
採用選考から就職差別をなくすためには、質問する側に差別の意図が
ない場合やその答えを採否の判断に使わなくとも、その質問が差別に
つながる恐れのある場合には採用選考で行われる質問から排除して
ゆかなければならないことをご理解ください。