厚生労働省
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 〜心の健康確保と自殺や過労死などの予防〜より
過労とは、疲労が回復しないうちに、次の疲労が加わり、これが繰り返されて、
疲労が蓄積した状態をいいます。
過労自殺については、仕事により疲労が回復されない状態が続き、これに、仕事上の他の要因、
仕事以外の外部要因、本人の要因などが加わるなどにより、うつ病などの精神疾患にかかり、
自殺に至ることをいいます。
過労の仕事上の要因としては、長時間労働を背景とする睡眠不足によって疲労回復が
阻害されることが最もよく見られます。
仕事上の精神疾患の要因としては、この長時間労働のほか、仕事の質や密度が高いこと、
人間関係が悪いこと(パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントを含みます)、
心理的負荷の大きい出来事に遭遇することなどがあります。
過労自殺の代表的な事例としては、電通事件があります。
「常軌を逸する長時間労働」(平成8年(1996年)東京地裁判決)によりうつ病にかかり、
自殺した入社2年目の社員の遺族が損害賠償請求訴訟を起こしたもので、
平成12年(2000年)、最高裁は、初めて仕事と精神疾患の因果関係を認めて
会社の安全配慮義務違反があると認定し、差し戻しとなった東京高裁において
約1億6800万円を会社が支払うことで和解しました。


