厚生労働省
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 〜心の健康確保と自殺や過労死などの予防〜より
1 背景
現在、過労死は、一般的には”過度な労働負担が誘引となって、
高血圧や動脈硬化などの基礎疾患が悪化、脳血管疾患や虚血性心疾患、
急性心不全などを発症し、永久的労働不能又は死に至った状態”とされています。
この”過度な労働負担”は労働時間が重視されていて、過労死防止の国の
取り組みの中でも重点的な課題です。
しかし、だからといって「過労死と生活習慣は関係がない」と考えるのは間違いです。
上記のように過労死と生活習慣病の関係はまったく否定できるものではなく、
個人の立場では「過労死は生活習慣病と無関係ではなく、よい生活習慣を保つことは
大切だ」と考えるべきなのです。
2 過労死と生活習慣
それでは、過労死を防止するために生活習慣のどんな点に気をつければよいでしょう。
過労死のうち心臓病は、仕事や生活習慣との関係についてよく調べられていて、その結果は示唆に富んでいます。
まず、高血圧や高脂血症、糖尿病など生活習慣病や喫煙は明確に発症のリスクだということです。
さらに注意すべき点は睡眠と抑うつです。
睡眠時間が6時間未満の場合はあきらかに発症のリスクが高まります。
また、一般にはそれほど知られていないようですが、抑うつは自殺だけでなく、
心臓病のリスクでもあることは医学的には明らかで、上記の調査研究でも確認されています。
3 過労死防止の生活習慣
上記のことから、過労死防止には、生活習慣病は医師等のもとで適切に管理する、
その上で、
a.生活習慣病の予防・改善のためバランスのよい食事と適度な身体活動
b.禁煙を心がける
c.睡眠時間を確保してストレスや抑うつ感をため込まないこと
が大切です。
つまり、適度な身体活動と禁煙、さらには充分な睡眠でリフレッシュを心がけることが
過労死防止の大切な生活習慣のポイントと言えるでしょう。


