気配りしてますか -上司・同僚の方へ-
パワー・ハラスメントとは、
「職場において、職権などの力関係を利用して、
相手の人格や尊厳を侵害する言動を繰り返し行い、
精神的な苦痛を与えることにより、その人の働く環境を
悪化させたり、あるいは雇用不安を与えること」とされています。
ハラスメントは被害を受けている社員のメンタルヘルス不調に
結びつくだけでなく、職場にハラスメントを容認する風土があれば、
他の社員のやる気もそがれます。
部下や同僚のハラスメント被害に気づいたら、まずはプライバシーに
十分配慮しつつ、真摯に話を聴くことが大切です。
その際に、本人にも問題があるような発言をしたり、
否定するような発言をすると、2次被害を与えてしまう場合があるので
注意が必要です。
メンタルヘルス不調の徴候に気づいたら、産業保健スタッフへの相談を勧めます。
ハラスメント行為者が直属の上司である場合などは、
本人が相談したがらない場合や、パワー・ハラスメントかどうかの判断が
第三者から見て難しい場合は、放置するのではなく、まずは自分自身が
産業保健スタッフに相談してみるのも一つの手です。
また、ハラスメントは人権問題でもあり、産業保健スタッフへの相談だけでは
根本的な解決にはなりませんので、ハラスメントの相談窓口に相談することが
必要な場合もあります。
厚生労働省
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 〜心の健康確保と自殺や過労死などの予防〜より