Q:兄弟(姉妹)は何人ですか。お姉さん(お兄さん)はいますか?
Q:保護者の欄がお母さんとなっていますが、お父さんはどうしたのですか?
Q:保護者の方と名字が異なりますが、どうしてですか?
Q:家族構成を話してください?
Q:お父さん(お母さん)がいないようですが、どうしたのですか?
Q:お父さん(お母さん)は病死ですか。死因は何ですか。病名は何ですか?
Q:お父さんが義父となっていますが、詳しく話してください?
Q:あなたの家庭の雰囲気はどうですか。明るいですか?
Q:あなたの家庭は円満ですか?
Q:親子の話合いは十分になされていますか?
Q:両親(父親・母親)はどんな人ですか?
Q:お父さん、お母さんの学歴は?
Q:あなたの兄弟(姉妹)はどこの学校へ行っていますか?
前述の住宅環境を聞くことや家庭の状況を聞くことは、地域や家庭の生活水準を判断したり、
親のいない家庭の子供を排除するなど、本人の努力によって解決できない問題を
採否決定の基準とすることにもなり、予断と偏見が働きます。
たとえ、採否決定の基準にしないとしても、住宅環境や家庭の状況は応募者によっては
答えにくい場合があり、応募者を精神的に苦しめることになり、
その心理的打撃は面接態度に現れます。
このような状態にある応募者の言動から受ける印象によって、質問に答えやすい人と比較し、
採否決定の判断資料とするのは、公正な採用選考を阻害し、応募者の人権侵害と
就職差別につながるおそれがあります。