厚生労働省
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うつ病は精神障害の分類の一つである気分障害の一種であり、
抑うつ気分や不安・焦燥、精神活動の低下、食欲低下、不眠症などの症状が生じます。
不安神経症・強迫神経症などの病名がありますが、神経症は統合失調症や躁うつ病
などよりも軽症で病因が器質的なもの(形態的な変化)によらない精神疾患のことを
さすことが多く、現在では一般に不安障害の範疇に含まれます。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つから成り立ちますが、
そのバランスが崩れた状態を自律神経失調症と呼び、
「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では
器質的病変(形態的な変化)が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」
(日本心身医学会)と暫定的に定義されています。
自律神経失調症(状態)はうつ病やパニック障害、身体表現性障害など、
さまざまな病態でもよく認められます。