厚生労働省 
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト 〜心の健康確保と自殺や過労死などの予防〜より

不眠症にはさまざまな原因があり、原因によって受診すべき科が異なります。

もし、ほかに通院中の病気があり、お薬を服用している場合には、

ときに睡眠を障害する薬がありますので、一度かかりつけの医師に

相談されるとよいでしょう。

夜中に何度も目が覚めたり、家族からいびきや無呼吸を指摘されたことが

ある場合には睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、

「終夜睡眠ポリグラフ検査」という検査ができる医療機関に受診されるとよいでしょう。

就寝時や夜中に目が覚めた時に足のふくらはぎや足の裏あたりが「むずむず」

したような異常感覚があって眠れない時には「むずむず脚症候群」という

病気の可能性があります。

また、睡眠中に足がビクビクと夜中に動いて眠りが妨げるような場合は

「周期性四肢運動障害」という病気の可能性があります。

このような場合にも、終夜睡眠ポリグラフ検査ができる医療機関に受診されるとよいでしょう。

最近気分が落ち込んだり、いままで楽しかったことが、楽しめなくなってきている場合には、

うつ病に伴う不眠症かもしれません。

また原発性不眠といって、原因は特定できない不眠症もありますので、

このような場合には一度精神科に受診をされるとよいでしょう。

最近では、睡眠に関する専門外来を開いている病院もあります。

原因がよくわからず睡眠がとれずに悩んでいる場合には、

このような睡眠に関する総合外来を受診されてもよいでしょう。

アーカイブ