Monthly Archives: 6月 2015
Q:あなたのお父さん(お母さん)は、どこの会社に勤めていますか。役職はなんですか?
Q:あなたの家族はどんな職業ですか?
Q:あなたの兄弟(姉妹)は働いていますか?
Q:あなたのご両親は共働きですか?
Q:あなたの家の家業は何ですか?
Q:あなたの家族の収入はどれくらいですか?
Q:あなたの学費はだれが出しましたか?
Q:あなたの家はどれくらいの広さですか?自分の部屋を持っていますか?
Q:あなたの家の耕地面積はどれくらいですか?
Q:あなたの住んでいる家や土地は自分のものですか、借家ですか?
Q:あなたの家の不動産(田畑、山林、土地)はどのくらいありますか?
これらのことを聞くことは応募者の適性と能力を中心とした採用選考を行うのでなく、
本人の責任でない事柄で判断しようとするものです。
家族の職業や収入に関する質問では、「同業者の子弟は企業防衛上困るから」
という理由をつけられますが、たとえ親・兄弟(姉妹)であっても機密を漏らさないように
入社後教育すべきであり、また「金銭を扱う仕事についてもらうので、親の職業が
しっかりしていなければならない」と理由については、「親がこうだから子供もこうだろう」
という予断と偏見による誤った考え方により親や家族の状態によって選考をすることになり、
経済的に不安定な家庭や母子家庭の子供などを排除する結果となって人権尊重の精神に
則った公正な選考とは言えません。
また、採用後企業に損害を与えた場合の保証能力の有無や、家庭の生活程度を
判断するために家の資産を聞く企業がありますが、このことも経済的に不安定な
家庭の子供などを排除することにつながり、就職差別になることは言うまでもありません。
Q:兄弟(姉妹)は何人ですか。お姉さん(お兄さん)はいますか?
Q:保護者の欄がお母さんとなっていますが、お父さんはどうしたのですか?
Q:保護者の方と名字が異なりますが、どうしてですか?
Q:家族構成を話してください?
Q:お父さん(お母さん)がいないようですが、どうしたのですか?
Q:お父さん(お母さん)は病死ですか。死因は何ですか。病名は何ですか?
Q:お父さんが義父となっていますが、詳しく話してください?
Q:あなたの家庭の雰囲気はどうですか。明るいですか?
Q:あなたの家庭は円満ですか?
Q:親子の話合いは十分になされていますか?
Q:両親(父親・母親)はどんな人ですか?
Q:お父さん、お母さんの学歴は?
Q:あなたの兄弟(姉妹)はどこの学校へ行っていますか?
前述の住宅環境を聞くことや家庭の状況を聞くことは、地域や家庭の生活水準を判断したり、
親のいない家庭の子供を排除するなど、本人の努力によって解決できない問題を
採否決定の基準とすることにもなり、予断と偏見が働きます。
たとえ、採否決定の基準にしないとしても、住宅環境や家庭の状況は応募者によっては
答えにくい場合があり、応募者を精神的に苦しめることになり、
その心理的打撃は面接態度に現れます。
このような状態にある応募者の言動から受ける印象によって、質問に答えやすい人と比較し、
採否決定の判断資料とするのは、公正な採用選考を阻害し、応募者の人権侵害と
就職差別につながるおそれがあります。
Q:○○町のどの辺に住んでいますか?
Q:自宅はどの辺ですか?
Q:あなたの住んでいる地域は、どんな環境ですか?
Q:あなたのおうちは国道○○号線(○○駅)のどちら側ですか?
Q:お父さんははじめからそこに住んでいるんですか?
Q:どこから引っ越してきたのですか?
Q:あなたの自宅付近の略図を書いてください?
Q:家の付近の目印となるものはなんですか、バス停はどこですか?
Q:通学は自宅からですか?
現住所について詳細に聞いたり、略図を書かせるのは「通勤経路の把握」とか
「何かあったときの連絡」を理由にしていますが、これらのことは選考段階では
全く必要がないことです。
選考において現住所の環境について聞くことは、身元調査そのものであり、
本籍地を調べることと同様に応募者に不安を与え、特に同和地区住民を
排除する目的があるのではないかと疑われることとなります。
不適切な質問のシリーズをお伝えします。(※労働局HPからの抜粋です)
Q:あなたの本籍地はどこですか?
Q:あなたのお父さんやお母さんの出身地はどこですか?
Q:生まれてから、ずっと現住所に住んでいるのですか?
Q:あなたの生まれたところはどこですか?
Q:今の所に来る前は、どこに住んでいましたか?
会社において、人事・労務の管理上で本籍地・出身地の把握が必要なのでしょうか。
人を雇う際、本籍地を調べる習慣は、資本主義発達の初期の段階で、
特に同和地区の人たちを差別的に取り扱うためにできあがったものだと言われています。
以来、大正、昭和とこのような人事の習慣は踏襲され、現在においても依然として
同和地区住民や外国籍の人を不安に陥れるとともに、就職の機会均等を奪い、
大きな就職差別を引き起こす元凶となっていることを深く認識しなければなりません。
最後に情報的な質問をしていきます。
Q:当社に毎日通勤するのに時間的には大丈夫ですか?
Q:当社には寮がありませんが、どうされますか?
Q:3交代制で勤務時間が不規則になりますが、通勤のことも考慮に入れて大丈夫ですか?
Q:1ヶ月に○○時間位残業がありますが、よろしいですか?
Q:1ヶ月に○○日位出張がありますが、よろしいですか?
Q:県内・県外の営業所への転勤がありますが、よろしいですか?
Q:こちらからお尋ねすることは以上になりますが、
あなたから当社に何か質問や入社されてからの希望・条件などはありますか?
【結び】
Q:いろいろ聞かせていただきありがとうございました。
こちらからの質問はこれで終わりますが、何かあなたの方から言っておきたいこと、
聞いておきたいことはありませんか?
それでは、これで終わります。採否の結果については、○○日頃までに連絡します。
本日は、長時間に渡りご苦労さまでした。
本人がもっとも話しやすい質問かもしれませんね。
リラックスして話がしやすいような雰囲気の中、質問をしてください。
Q:あなたは何か趣味を持っていますか?その趣味を持つようになった理由は何ですか?
Q:日頃どんな時に(どんなふうに)その趣味を楽しんでいますか?
Q:これからこんな趣味を持ってみたいというようなものはありますか?
Q:何かスポーツをしていますか?
Q:勉強とスポーツは両立させにくいと思いますが、あなたはどのように両立していましたか?
しっかりと自己分析が出来ているのかどうか見極めるのに重要な質問事項です。
Q:あなたの長所(セールスポイント)はどういうところですか?
Q:今までに一番楽しかったこと、嬉しかったことは何ですか?
Q:採用された場合、与えられた仕事にどのような姿勢で取り組みますか?
Q:自分と意見が違う人がいたらどうしますか?
Q:何かをやろうとする場合、自分で決めてすぐに実行する方ですか、
誰かに相談してから実行する方ですか?
Q:初対面の人の顔を覚えるのは早いほうですか、それとも苦手な方ですか?
Q:細かい数字を計算したりすることが多いのですが、数字の扱いには自信はありますか?
Q:環境が変わっても早くなじむ方ですか?
相手が少し考え込んでも、それは自分の言葉で伝えようとしていると受け止め
大きな心で待ちましょう。
質問攻めにならないよう、本人が答えていて話しやすい内容も織り交ぜる必要があります。
Q:学校ではどんな科目が好きですか?また、その理由は何ですか?
Q:自分の得意な学科・科目は何ですか?
Q:学校生活で一生懸命にやったこと、有意義だったことなどありますか?
Q:学校生活で一番の思い出は何ですか?
Q:学校では何か課外活動をしていましたか?
Q:当社への就職を希望されたのはどんな理由からですか?
Q:受験に際し、多少当社のことを調べてみましたか?
Q:当社について知っていることがあれば話してください。
Q:当社の特色や製品を知っていますか?
Q:就職をいつ頃から考え始めましたか?
Q:「働く」ことについてどのように考えていますか?
Q:当社でどんな仕事をしてみたいと思っていますか?
Q:当社での仕事にあなたのどんな面を活かしたいと思っていますか?
Q:何か資格とか技能を持っていますか?
Q:学校と会社とはどこが違うと思いますか?
Q:社会人として、どんなことが大切だと思いますか?
【面接の進め方】をシリーズでお伝えします。(※労働局HPからの抜粋です)
まずは応募者の緊張をほぐし、本質問へスムーズに移行できるよう
話しやすい環境をつくりましょう。
それでは面接開始です。
Qお待たせしました。どうぞお掛けください。お名前をお願いします?
Q早朝からご苦労様です。今朝は何時に起きましたか?
Q昨夜はよく眠れましたか?
Q待っている間は、どんな気持ちでしたか?
Q当社の印象はどうですか?
Q筆記試験は難しかったですか?
Q応募者が多くてびっくりしたでしょうが、気にしないでのびのび答えてくださいね。
緊張していると本音を引き出すことが難しいですよね。
最初の雰囲気づくりが重要になってきます。